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ある朝の詩

ある朝の詩

空はどうして青いのだろう。
雲はどうして白いのだろう。

窓を開けると、新緑の眩しい稜線にぽっかりと白い綿のような雲があった。 その上に青い空が広がる。 この何気ない風景を、しばしぼんやりと見惚れる。

青と白と緑。

混ざることもなく、融けることもなく、それぞれが見事にその存在を表している。
それでいて、空の青と雲の白と山の緑は互いに響きあう。
なだらかな稜線が微笑む。

どこかから音楽が聴こえる。
この平凡な自然の美しさを讃えるように。